元WBO世界フライ級王者の木村翔(花形)が引退!

　第17代WBO(世界ボクシング機構)世界フライ級チャンピオンの木村翔(36=花形)が2月19日、現役を引退することを正式に発表した。

　2017年7月28日に当時のWBO世界王者で、北京五輪2008とロンドン五輪2012の2大会連続金メダリストに輝いたゾウ・シミン(中国)に中国で挑戦し、11R2分28秒TKO勝利を収め、見事世界王座奪取に成功した木村は、2度の王座防衛を果たすなど、一世を風靡した。中国の英雄に勝ったことで、中国での人気も高く、圧倒的な知名度を誇った。

　引退式は、4月27日(日)に地元・埼玉県熊谷市のくまがやドーム体育館で開催される「木村翔引退興行」で行われ、元世界3階級制覇王者で、現在は大橋ジムでトレーナーを務める八重樫東氏との3分3ラウンドのエキシビジョンマッチも予定している。

■木村翔引退興行

日時:4月27日(日)

開場:13:00 開始:14:00

会場:くまがやドーム体育館

主催:DANGANプロモーション

お問い合わせ:花形ジム,DANGAN

協力:熊谷コサカジム,レパード玉熊ジム,秩父ジム, 鴻巣茂野ジム,花形ジム

　ラストマッチは、2023年1月25日にタイの首都バンコクで行われたWBAインターナショナル・フライ級王座決定戦、ウラン・トロハツ(中国)と対戦し、結果はドローだった。

　生涯戦績は、26戦19勝(12KO)3敗(1KO)4分。試合では闘志溢れるファイトスタイルでファンを魅了、普段は愛嬌があって、とにかく絶大な人気を誇った。