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前WBO(世界ボクシング機構)フライ級チャンピオン木村翔(青木)の世界挑戦が正式に決定。14日に都内のレストランで会見が開かれ、木村は今月26日、中国・江西省撫州市内の体育館でWBA(世界ボクシング協会)ライトフライ級正規王者カルロス・カニサレス(ベネズエラ)に挑み、階級を落としての2階級制覇を目指すことになった。26日に開催されるこのイベントでは、元WBA世界スーパーバンタム級王者の久保隼(真正)がWBA世界フェザー級正規王者シュー・ツァン(中国)に挑戦することがすでに伝えられている。
14日に行われた会見
会見の冒頭、有吉将之会長は「9ヶ月弱で世界戦のチャンスを頂けるとは思っていなかった」と関係者に感謝の言葉を述べ、「元々の階級に落とし、やっとボクサーらしく体重を管理するようになった。タイでの合宿も良いスパーリングが出来た。フライ級よりも強い木村を見せられるはず」と期待した。
強い木村を見せる
これに木村も「2階級制覇は結果的にそうなるだけで興味はないが、フライ級でやってきた自信はライトフライ級でも活かせる。タイでは4分15ラウンドの練習もしてきたので帰国してからも体は軽い。体重も練習終わりであと2kgとまったく問題ない」と自信を示した。
2年半前の田口戦
カニサレスは、16年12月に当時のWBA世界同級王者の田口良一(ワタナベ)に挑み引き分けると、昨年3月に小西伶弥(真正)との正規王座決定戦を制し世界王座を獲得。7月にはマレーシアで初防衛に成功した。
アグレッシブな攻撃が持ち味だが、足を使うボクシングも得意とする22戦21勝(17KO)1分と無敗の王者について木村は、「僕ならどんな展開でも対応できる。無敗が無敵じゃない。僕が初黒星をつける。倒すイメージしかない」とKOでの世界奪取を誓った。
アグレッシブな攻撃が持ち味だが、足を使うボクシングも得意とする22戦21勝(17KO)1分と無敗の王者について木村は、「僕ならどんな展開でも対応できる。無敗が無敵じゃない。僕が初黒星をつける。倒すイメージしかない」とKOでの世界奪取を誓った。
試合は中国国営放送CCTVで中継される
また、17年7月に五輪2大会連続の金メダリストで英雄ゾウ・シミンを破ったことで中国で絶大な人気を博す木村は、中国での試合を「前回の世界挑戦はアウェイ感たっぷりだったが、今はホームに感じる」と心待ちにし、「久しぶりに挑戦者の気持ちを思いだしてきた。失うものがないし負ける気はしない」と気持ちをたかぶらせた。なお、この階級のスーパー王者には京口紘人(ワタナベ)が就くが、木村は「日本人同士の世界戦はあまり興味がない」とコメントするにとどめた。