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スーパーバンタム級世界4団体統一統一チャンピオンの井上尚弥(31=大橋)に挑戦することが急きょ決まったWBO世界同級11位のキム・イェジュン(32=韓国)が16日、韓国発の便で羽田空港に到着した。試合は1月24日(金)、東京・有明アリーナで行われ、その模様はLeminoがライブ配信する。
約10年ぶりの来日だが、「日本人の方達は友好的でいい印象です」というキムは、オーストラリアで2週間、主に元世界チャンピオンのジェイソン・モロニー(34=豪)とのスパーリングで調整を続けてきた。12日(日)に韓国に戻って、3日ほど過ごして来日した。井上とも試合をした経験があるモロニーからのアドバイスと実践練習で、ガードと耐久力にも自信を深めたようで、「十分戦えると思った」と述べ、「普段の練習からスパーリングパートナーは、一番の実力者を選んできたので、その成果を披露できる」と強気の姿勢を崩さなかった。急きょ試合が決まったことにも、「レベルが落ちることはない」と語った。
ちなみに、モロニーは2月24日(月・休)にサウスポーの那須川天心(26=帝拳)と対戦するため、計8ラウンド行ったというスパーリングは、すべてサウスポーの構えで対峙した。
以前はオーソドックスだったが、今はサウスポーの構えが目立つことに関して、2020年に手術を受けた後、2021年にサウスポーに変えたことを明かした。その後、2022年にオーストラリアのチームから声をかけられ、試合前にはオーストラリアで練習をしている。今回もオーストラリア人トレーナーのジョン・バスタブル氏と来日した。
1月24日(金)に迎える大一番に関して、「戦略はある。明かすことはできないが、戦略を持って、倒す準備をしてきた」と意気込みを語り、「韓国のファンも自分の周りも楽しみにしている」と、韓国でも知名度が高い井上尚弥への挑戦に目を輝かせた。