[試合後談話]2025.8.21
スター候補生! 坂井優太が今回も魅せた!

前日本ユース・バンタム級王者の坂井優太(20=大橋)が21日、後楽園ホールで開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル141」に出場。54.5s契約8回戦でヤン・チャンファ(32=中国)と対戦した。
スター候補として注目度が増している坂井のパフォーマンスに注目が集まった。
サウスポー坂井が重心を落としてジャブから組み立てると、左ボディアッパーを痛打。しかし、タフなヤンは被弾しながらも果敢に前に出た。それでも、坂井は集中力を切らすことなく、軽快なフットワークからジャブで痛めつけると、5回にワンツーから連打で倒してフィニッシュした。
試合後、囲み取材に応じた坂井は、穏やかな表情を見せながらも、「相手の1発だけは気をつけていたが、良いパンチをもらってしまった。想定より頭の位置が近くて、慎重になってしまった」と2回に浴びた右アッパーについて反省した。
続けて「ジャブで組み立てることを意識して、それが5ラウンド目で結果になった。狙って放ったわけではないパンチが上手くハマった。今日は判定で勝つつもりだったからこそ、冷静に攻めることができた」と、内容に一定の手応えを感じた様子だった。
父・坂井伸克トレーナーは、「練習でやったことを出せていない。フットワークとタイミングで倒せるのが理想だが、慎重になりすぎて視野が狭くなっていた。相手がガムシャラに攻めて来るところを鮮やかに倒すのが理想。相手に合わせて動き、足が動いていなかったので今日は不合格。また鍛え直す」と、期待を寄せる息子にあえて厳しい言葉を投げかけた。
今後について坂井は「『倒す』より、『避ける』『打たせない』を見せるボクサーになりたい。今日のような試合にはならないように、自分のボクシングをしっかりと確立する。マッチメークは会長に任せて、自分は常に準備していく。サウジアラビアでも(どこでも場所は)問題ない」と、12月下旬にサウジアラビア・リヤドでの試合についても言及し、次戦以降への意気込みを示した。
一方、KO負けを喫したヤンは、「スピード、パワー、テクニックすべてにおいてチャンピオンレベルの強さだった」と坂井の強さに脱帽すると、「負けたがいい試合ができたと思う。試合を組んでくれたプロモーターやサポートしてくれたコーチに感謝したい」と感謝の気持ちを言葉にした。
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