[試合後談話]2025.7.6
真夏の大阪で出た! 66秒KO!

TMK GYM契約選手の亀田正毅(本名:ジョン・ポール・マサンバ/25=TMK)が6日、大阪176BOXで開催された「BENKEI FIGHT vol.6」のメインイベントに出場、スーパーライト級8回戦で橋本拓也(34=ワイルドビート)と対戦した。
南アフリカ出身で、アマチュア時代には世界選手権にも出場した亀田が、日本でのプロ2戦目のリングに上がった。
亀田がガードを固めながら、ワンツーでグラつかせて攻勢。連打から打ち下ろしの右ストレートを叩きつけると、ダメージの深さを考慮したレフェリーが試合をストップした。
「プラン通りに戦えた」
試合後、取材に応じた亀田は、「相手のガードが開いており、スピードを感じなかったので初回からKOを狙った。プラン通りに戦うことができた」と、圧巻のパフォーマンスに納得の表情を浮かべた。試合の2週間前に熱中症になり、決して万全ではなかったが、見事なKO劇を見せた。
同門で、日本時間の7月20日に米国ラスベガスのリングに上がる亀田京之介(26=TMK)に勝利のバトンをつなげた。亀田は「皆で切磋琢磨して強くなっている」と語った。
今回は、スーパーライト級での試合だったが、今後はスーパーフェザー級とライト級でチャンスを探っていく。亀田は「実績を積むためにも、コンスタントに試合がしたい」と話すと、「ただ、今はタコスとバーガーを食べたいね」と笑顔を見せた。
亀田史郎トレーナーは、「正直なところ、試合前は体調が悪く、キャンセルも考えたが、本人の意思が強くて出場させた。『判定勝ちでもいいが、フルマークで勝つように』と伝えたが、初回で倒すとは思わなかった。真面目に練習するし、ボクシングが上手くて、安心して見ていられる。初回KO勝ちなりの課題も出たと思う」と総括。今後については、「日本人だと、なかなか(対戦相手が)決まらないので、海外から呼ぶかもしれない」と語った。
セミファイナルでは、西日本新人王スーパーフェザー級4回戦で、ラーメン高橋と(25=KWORLD3)と徳永竜己(27=石田)が激突。サウスポー高橋が前の手で揺さぶりをかけながら、独特のタイミングの左ストレートを好打。相撃ちを狙う徳永に対し、4回に左オーバーハンドから右フックで効かせて、連打でフィニッシュにつなげた。
デビューから3連勝した高橋は、「ポイント的に勝っているかどうか、わからなかったので、最後のラウンドは攻めにいった。ガンガン前に来てやりにくかったが、左オーバーハンドに手応えを感じた」と笑顔が弾けた。
高橋は、小学2年から大学1年まで野球をしていたが、怪我のため断念。その時にちょうどYouTubeで「亀田史郎チャンネル」を見たことがきっかけで「この年齢からでもボクシングができるんだ」と、22歳でアマチュアジムで始めて2年後にプロボクサーになった。
ラーメン高橋に注目!
5年前から兵庫県西宮市にあるラーメン屋「座右の麺」で働き、ラーメンをこよなく愛することから、リングネームを「ラーメン高橋」とつけた。試合後は、「やっと食べることができる」と、会場外に出店していた油そばに舌鼓を打っていた。
次戦は、9月14日(日)にエディオンナリーナ大阪(大阪府立体育会館第2競技場)で開催される西日本新人王決勝戦に出場する。高橋は「自分がKWORLD3ジム初の全日本新人王になります!」と抱負を語った。
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