[意気込み]2026.1.12
ベストコンディションでリングへ。射場哲也会長の粋な心配り

2026年の日本ボクシング開幕興行となる「フェニックスバトル148」が、13日に後楽園ホールで開催される。今大会はRE:BOOTジム射場哲也会長による初の自主興行。
トリプルタイトルマッチを軸とした豪華カードが並び、指定席はすでに完売。当日立見席(限定100枚)は13日16時から後楽園ホール1階チケット売り場で販売されるなど、早くも大きな注目を集めている。
メインカードでは、日本スーパーバンタム級王者の石井渡士也(24)が2度目の防衛戦に臨み、日本女子バンタム級王者の山下奈々(27)は初防衛戦を迎える。また、世界ランカーの富岡浩介(23)、日本ユース・バンタム級王座を保持していた金城隼平(24、現在は返上)らを育成してきた射場会長は、JCL(ジュニア・チャンピオンズ・リーグ)委員長としても確かな実績を積み重ねてきた。
選手を育成、JCLで実績を積んできた射場会長が初の自主興行
そんな射場会長が、初の自主興行にあたり、出場全選手への感謝の気持ちとしてリカバリードリンク2本と、リカバリーガイドライン(摂取方法をまとめた説明書)を用意。主催者としての立場から、選手ファーストの姿勢を明確に示した。
取材に応じた射場会長は、「これまでは自分のジムの選手のコンディションだけを考えていればよかったが、主催者になったことで、出場する全選手がベストな状態でリングに上がってほしいと強く思った。何か自分にできることはないかと考えた結果」と、その理由を語る。「帰宅後の食事までは管理できない。だからこそ、自分ができる範囲でのサポートを形にした」と続けた。

着想のヒントとなったのは、米国の総合格闘技団体UFCの取り組みだった。「UFCでは主催者が全選手にリカバリードリンクを配布していると聞いた。UFCで戦う日本人選手のマネージャーから説明書を見せてもらい、ボクシングでも応用できると思った」。作成したガイドラインには、「とにかく水分をゆっくり摂取すること」など、必要最低限の注意点を簡潔にまとめたという。
「トップ選手は自分でリカバリードリンクを用意している。だから強制ではない。ただ、主催者として何かしてあげたいという気持ちだった」と射場会長。
「とにかく多くのお客さんに入ってもらい、熱い試合をしてほしい。うちのジムからも3人が出場するが、相手選手にもベストパフォーマンスを出してもらいたい。興行全体が盛り上がることが一番大事」と、これまでとは異なる視点に立った心境の変化も明かした。
第5試合フライ級8回戦に出場する前日本ユース・ライトフライ級王者の瀬筒陸斗(20=M.T)は、「もらえるとは思っていなかったので、めちゃくちゃうれしいです!」と笑顔。射場会長の心配りに素直な感謝を口にした。
射場会長のプレゼントに笑顔
階級を上げ、アドリアン・デュライバ(20=比)と対戦する瀬筒は、「前回の試合ではなかなか決め切れなかった。今回は強い相手なので、しっかり警戒している」と気を引き締める。昨年末、サウジアラビア・リヤドでスーパーバンタム級初戦を制した同門の中谷潤人(28=M.T)の試合も視聴し、「苦戦しながらも勝ち切る姿に刺激を受けた」と語った。
ここまで5戦全勝(4KO)。階級アップ初戦となる瀬筒のパフォーマンスにも注目が集まる。
一方、今回が2度目の来日となるデュライバは、「日本のファンにベストファイトを見せる」と静かに闘志を燃やした。試合翌朝に帰国予定のため、計量後にアテンダーが買い物に誘ったものの、「日本には勝ちに来た。今回は行かない」と丁重に断ったという。昨年4月に続く日本での勝利を狙う覚悟は揺るがない。
選手一人ひとりへの目配りと、興行全体への責任感。射場哲也会長の初自主興行は、その姿勢がリング上の熱戦となって表れるはずだ。後楽園ホールに集う観客の期待は、すでに高まり切っている。
シェアする
LINEで送る
// google adsence
if(empty($_SESSION['login'])){
//echo $googleAdsense_multiplex;
//echo $googleAdsense_infeed;
}
?>