[試合後談話]2025.6.22
北の大地で1年ぶりのボクシング興行!

北海道畠山ジム主催の「HOKKAIDO NORTH FIGHT 2025」が22日、ガトーキングダムサッポロで行われ、全10試合で熱戦が繰り広げられた。
メインイベントでは、2018年東日本スーパーフライ級新人王の若木フルスイング忍(39=畠山)と渡部健(28=フュチュール)がバンタム級6回戦で対戦した。この日、集まった930人の観客は、ボクシングの迫力を堪能した!
渡部がジャブで丁寧に組み立てると、若木は力強い右フックで応戦。3回、若木は右ボディストレートを突き刺し、ダウンを演出。中盤、若木は距離を詰めて左ボディを決めると、最終6回も積極的な攻撃で押し切った。地元の声援に応えた若木が凱旋試合を勝利で飾った。
北海道の興行で地元選手がメインを務めたのは20年ぶり
北海道の興行で地元の選手がメインイベンターを務めたのは、元日本ライトフライ級王者で北海道畠山ジムの畠山昌人会長以来、20年ぶりのことだ。
試合後、取材に応じた若木は、「相手の動きが柔らかく、懐が深くてやりにくかった。『あれっ?』と思いながら戦っていた。勝てたことは嬉しいが、お客さんはKO勝ちを求めているので、倒したかった」と、快勝にも気を緩めることはなかった。
畠山会長は「一発に頼りすぎてしまったかな。もう一つ上のレベルのボクシングを見せないと、目標とする日本ランカーは難しい」と、口調は穏やかながらも手厳しかった。
A級(8回戦)ボクサーまであと1勝とした若木は、「ディフェンスや組み立てを確立させていきたい」と、さらなる精進を誓った。
セミファイナル、スーパーバンタム級4回戦では、松橋大空(20=畠山)と齋藤瑞樹(28=石
田)が激突。2回、サウスポー齋藤の左フックを浴びて、ダウンを喫した松橋だが、タイミング抜群の右ストレートで痛烈に倒し返し、逆転KO勝ちを収めた。
見事なKO勝ちを飾った松橋は、「ダウンしたが、焦りはなかった。倒した右カウンターは練習していたパンチ。お客さんの応援が力になった」と、1年ぶりの地元での試合に笑顔を見せた。
地元の声援が力になった
B級(6回戦)まであと1勝とした松橋は、「年内にB級に上がるのが目標なので、次も勝つ」と拳を握りしめた。北海道札幌市出身の20歳の松橋に注目だ!
神成咲良(かんなり・さくら/changes)が勝利!
女子47.0s契約4回戦では、神成咲良(かんなり・さくら/21=changes)と森麗子(37=DANGAN越谷)が拳を交えた。序盤から神成が出入りを活かしたボクシングで、ペースを掌握。粘り強くワンツーを返す森に対し、テンポよく攻め立てて勝利した。
地元で連敗脱出に成功した神成は、「いつも冷静さに欠けていたが、会長(神崎宜紀会長)と廣島さん(廣島忠晃トレーナー)に何度も言われていたことが、やっと形になった」と声を弾ませた。
札幌市のchangesジムが活躍!
札幌市のchangesジム所属の神成は、5戦目にして初めて地元のリングに上がった。神成は、「これまでは試合の何日か前にホテルに泊まって、慣れない環境での戦いだったが、昨日は自宅で寝ることができて、リラックスできた。地元で勝つことができて、最高です!」と言葉に力を込めた。
興行終了後、取材に応じた畠山会長は「拮抗した試合が多くて盛り上がった。北海道のジムの選手が増えてきて、メインイベントとセミファイナルが地元の選手だったのも大きい」と、超満員に膨れ上がったイベントの成功に手応えを掴んでいた。
今後も年1回ペースで開催し、北海道のボクシングを盛り上げていく!
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