エディ・ハーン氏が日本の中量級戦線に注目!

　英国の最大手プロモーター、マッチルームボクシング社のエディ・ハーン代表が、いま最も活気がある日本のボクシング界を高く評価した。

　エディ・ハーン氏は、「キーション・デイビスが階級を上げたことで、ライト級は今非常に開かれた状態です。そしてアンディ・クルスは、その中で主導権を握ろうとしている若い選手の一人です。でも彼は、今週土曜日に三代選手という非常にタフな相手と戦わなければなりません。この試合を乗り越えれば、世界タイトルへの挑戦に向けて大きく前進することになるでしょう」と、クルスの躍進に期待を寄せた。

　その一方で、「私はヌニェスを世界最高の選手の一人だと思っていますが、力石選手もそれに匹敵する実力でした。今週末、ニューヨークでの試合に注目しています。どんな試合になるか楽しみです」と先日、日本で行われたエドアルド・ヌニェス(28=メキシコ)と力石政法(31=大橋) による、IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦を引き合いに、中量級の日本のレベルの高さにも感心した。

• 　その上で「今の日本は、ボクシング界にとって素晴らしいポジションにあります。力石選手の試合で日本に行けたことは本当に良い経験でした。そして今は、軽量級以外の階級でも実力のある選手が次々と出てきています。井上(尚弥)選手が階級を上げ、力石選手も素晴らしい戦いを見せました。ブライアン・ノーマンへ佐々木(尽)選手が挑戦する世界ウェルター級の試合も控えています。日本のボクシングは今、本当に盛り上がっていて、世界的にも存在感を高めていると思います」と、語った。