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YouTuberの世界ランカー兼プロモーターを務めるジェイク・ポール(28=米)のMVP(モスト・バリュアブル・プロモーション)が日本時間の24日、米国・フロリダ州オーランドで2つのWBA世界暫定戦を開催した。
メインイベントは、WBA世界フライ級暫定王座決定戦。WBA同級1位ヤンキエル・リベラ(27=プエルトリコ)とWBA同級2位アンジェリーノ・コルドバ(29=ベネズエラ)が対戦した。

サウスポーのリベラはスピードと足を使い、コルドバは強引にパンチを放つも、両者がもつれ、リズムが掴めない立ち上がり。4回には偶然のバッティングで、リベラがカット。さらにスリップ気味ながら、リベラの左フックでコルドバがダウンを喫した。コルドバは引き続きラフ攻め、リベラは速い連打で対抗するも、接近戦で潰された。6回にはコルドバがラビットパンチで減点1、試合はたびたびストップした。終盤も噛み合わない展開が続き、11回にはコルドバの右ストレートが決まる場面もあったが、決定打なく試合は終了。
判定は、1者が115-111でコルドバを支持するも、2者が113-113でドローとなった。

セミでは、WBA世界スーパーウェルター級暫定王者ヨエニス・テレス(25=キューバ)が、WBA同級1位アッバス・バラオウ(30=ドイツ)を相手に初防衛戦に臨んだ。
挑戦者バラオウがプレッシャーをかければ、サウスポーの暫定王者テレスは距離を取り、カウンターを狙う序盤戦。その後、バラオウが更に接近戦を仕掛けると、テレスもスイッチで応戦。終盤に入ると疲れを見せるテレスに対し、バラオウがインファイトから左フックをヒット。最終12回には、バラオウが左フックでダウンを奪い、攻勢のままで試合は終了。判定は3-0(117-110、116-112、115-112)で、バラオウが暫定ながら初の世界王座を獲得した。










