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[前日計量]2024.9.19

東日本新人王トーナメント! 決勝進出を懸けて全勝対決!

 東日本新人王準決勝の前日計量が19日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局(JBC)で行われ、出場選手が会場に姿を現した。

 ウェルター級4回戦では、金子佳樹(26=金子)と笠松紘太朗(20=北澤)が対戦する。

金子佳樹(金子)66.4kg
 先に秤に乗った金子は、ウェルター級リミットを200g下回る66.4kgでクリアした。戦後初の東洋(現東洋太平洋)王者となった初代金子ジム会長の金子繁治さんの孫で注目を浴びており、ここまで3戦全勝(3KO)の成績を残している。それでも「ここまで上手くいきすぎている」と謙虚に語り、「明日は、苦しい試合になるかもしれない。どんな展開になっても対応できるように、準備してきた」と意気込んだ。

「KOへのこだわりは捨てる」

 「毎日、ついていくのに必死だった」。この試合に向けて同門で、元OPBF東洋太平洋・WBO-APミドル級王者の細川チャーリー忍(40)、日本フェザー級2位の大久祐哉(28)、日本スーパーウェルター級6位の足名優太(30)らとのスパーリングで腕を磨いてきた。金子は「KOへのこだわりは捨てて、勝つことに集中する」と、言葉に力を込めた。
笠松紘太朗(北澤)66.3kg
 拳を交える笠松は、300gアンダーの66.3kgで計量を終えた。取材に応じた笠松は、「やることはしっかりとやってきたので、明日のリングで出すだけ。気持ちの強さを前面に出して、倒しにいく」と、静かに闘志を燃やした。
片渕龍太(KG大和)vs関根健太(ワタナベ)
 片渕龍太(20=KG大和)と関根健太(21=ワタナベ)は、ライトフライ級4回戦で激突する。両者とも、300gアンダーの48.6kgでクリアした。

 KG大和ジムの片渕剛太会長の長男で、キッズ時代はU-15全国大会を優勝するなど、ジムからの期待が高い。片渕は「相手は接近戦が上手くて回転力があるので、自分の距離で戦って、KOを狙いにいく」と、KO宣言した。

 関根は「片渕選手は距離が遠いので、打ち合いに持ち込みたい。自分は全日本新人王になることしか考えていない。不利予想だが、(下馬評を)覆して決勝戦に進む」と気を吐いた。
本多俊介(E&Jカシアス)vs藤森天太(ワタナベ)
 ライト級4回戦では、本多俊介(24=E&Jカシアス)と藤森天太(22=ワタナベ)が拳を交える。本多はライト級リミットを200g下回る60.9kg、藤森は100gアンダーの61.1kgでパスした。

 5戦全勝(2KO)をマークしている本多は、「前回の試合で経験値が上がった。藤森選手はテクニックがあるが、自分が持っている武器を出して上回りたい。あとはやるだけ」と決意を口にした。

 3戦全勝(3KO)の藤森は、「自分より身長が高い(藤森が180cmに対して、本多は182cm)ので、しっかりと戦略を練ってきた。明日は、もちろん倒しにいく」と拳を握りしめた。
後楽園ホールでゴング!

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