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[試合後談話]2024.8.4

富士の麓で闘志がスパーク!

 駿河男児BOXING GYM主催の「駿河男児Desafio11ふじのくに祭り」が4日、静岡県富士市のふじさんめっせで行われ、メインイベントのスーパーフェザー級8回戦では、大畑俊平(23=駿河男児)とWBOアジアパシフィックフェザー級12位・OPBFフェザー級13位のロベック・カプロイ(28=比)が激突した。

 カプロイがランキングを死守したのかー、日本ユース・Sフェザー級タイトルマッチからの再起戦の大畑がランキングを奪取したのかー。

怒涛の連打
 初回、ロングレンジからのジャブを伸ばし、機会を伺った大畑だったが、2回にボディを効かされると、ジャブで距離を保つプランを変更、近距離での打ち合いを選択した。
中盤、ワンツー連打でカプロイをロープに押し込むと、怒涛の連打でレフェリーストップを呼び込んでOPBF、WBO-アジアパシフィックランカーを撃破。ランキング入りが濃厚となった。
ピンチの時こそチャンス

 「今日のプランは、最初はジャブを突いて遠い距離でポイントを取るというのが僕の形なので、それをやっていこうと思ったが、2Rに相手が左ボディストレートを打ってきて、タイミングがすごく良くてパンチもあるなと感じ、これは近い距離の方が安全かなと思った」と試合を振り返った。その上で、「相手にもこちらのボディが入って、何度かウッという声を出していた。このカウンターのボディは、高橋トレーナーと練習していたもので、ピンチの時こそチャンスだから、それを打っていけとずっと言ってくれていて、それが出せたかなと思った」と笑顔を見せた。

 「今回、当初のプランとは違ったが、近い距離での対応ができたというのは、自分の中で成長できた部分だと思うし、近距離に苦手意識がなくなったかなと思う。それが今回の大きな収穫」と自身の成長を実感した。

上位ランカーとやりたい

 「今日の試合は、これまでの中で1番プレッシャーがあった。2連敗というのは自分で許せないなというのがあった。今回は、そんな中でランキングに入っている選手を当ててもらったので、感謝してやるしかないと思ってやり切ったという気持ち」と誇らしげに語ると、「今後については、アマ上がりの選手が最初は弱い外国人、かませみたいな選手を呼んでステップアップしていくというセオリーがあるが、それは好きではない。強い奴とどんどん当ててもらって、キャリアを上げていきたい。そうした経験を積んでチャンピオンになりたい。それまで見守っていただけたら。今後の目標は、まずは日本ランキングに入って上位のランカーとやりたい」と今後の抱負を語った。


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