[ショートインタビュー]2025.8.9
セムジュ・デビッド「家族の生活が戦う原動力」
日本ウェルター級王者のセムジュ・デビッド(32=中日)は、8月21日(木)、後楽園ホールで開催される「Lemino BOXING フェニックスバトル141」のセミファイナルで、同級13位の野上昂生(のがみ・こうせい/24=大橋)を迎えて3度目の防衛戦に臨む。
東京五輪ウガンダ代表として名を馳せ、アマチュアでキャリアを積んだセムジュは、母国ウガンダ国内でプロデビューを果たすと、活動拠点を日本に移し、それからわずか3戦目で日本王座を獲得。日本人ボクサーにとって、高い壁となっている。
対戦相手の印象を聞かれたセムジュは、「プロでは、まだそれほどキャリアは積んでいないが、アマチュア経験が豊富な良いボクサー」と評価。その上で、「彼の力量をしっかり見極めて、準備する。私はオリンピックに出場経験もあるし、プロでのキャリアの差を見せたい。今回の試合でまた一段階、成長したことを証明したい」と意気込みを語った。
また、日本の環境については、「最初は、気候や文化の違いに戸惑ったが、今は慣れてきて、新しいことにもチャレンジしている。日本のやり方やトレーニング・メソッドも吸収しながら、自分のスタイルに取り入れている」と語った。
5月中旬から約2ヶ月、母国ウガンダに帰国して、家族と過ごしながらも、現地での選手たちとのスパーリングを通じて、コンディションを整えてきた。「何よりも勝ち続けて、家族にもっと裕福な生活をさせたい。それは自分の原動力」と話すセムジュは、「ファイトマネーで自動車を購入し、「次はもっと良い自動車を買えるよう、さらに努力したい」と笑った。
現在、セムジュはOPBFとWBO-APランキングで、いずれも1位につけており、アジア王座獲得への好位置にいる。「この試合では、しっかりと防衛して、その上でアジア王座を狙う」と決意を述べた。
試合に関しては、「相手がインファイトで来ようが、アウトボクシングで来ようが、どのようにきても対応できる。自分はたくさんポケットを持っている。すべての面で上回りたい。KOは意識せず、しっかりとボクシングをして、チャンスが来たら仕留めにいきたい」と意気込んだ。
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