[インタビュー]2026.7.1
増田陸が世界初挑戦へ「頂上は見えている」
WBA(世界ボクシング協会)バンタム級1位の増田陸(28=帝拳)が、7月20日(月・祝)、両国国技館で開催される「U-NEXT BOXING」のメインイベントで、元WBC世界フライ級王者で同級2位の比嘉大吾(30=志成)とのWBA世界バンタム級王座決定戦に臨む。
昨年12月、元世界5階級制覇王者のノニト・ドネア(43=比/米)を8回TKOで破り、世界挑戦権を獲得。その後、王座戦線の変化を経て、かねてから意識していた比嘉との大一番が決まった。
ドネア戦では、攻め急がずに組み立て、支配し、最後に仕留める増田のスタイルが際立った。世界初挑戦を前にしても、言葉に力みはない。「自然体」を貫きながら、見たことのない景色を目指す。
静かな口調の奥にある確かな自信と、拳で示そうとする覚悟。節目の7月、28歳が世界の頂に挑む。
■これまで比嘉選手のことは意識したことはありましたか?
増田 はい。ずっと見ていた選手で、いつか拳を交えてみたいな、と思っていました。
■堤選手と比嘉選手の試合も見ていると思いますが。
増田 倒し倒されの激闘でしたよね。
■記者会見の時に比嘉選手の印象を聞かれて、「楽観的に見えて、繊細」と話していたのが印象的でした。それは、どこを見てそう思ったのでしょうか?
増田 比嘉選手のキャラクターもありますが、ボクシングは繊細な駆け引きをする選手だと思いました。攻防が楽しみです。
■前回のドネア戦では、見事なパフォーマンスを見せました。大勝負の中、レジェンドにKO勝ち。
増田 気持ちの面で、すごく自信になりましたし、ボクシングの面でもいろいろな練習をしてきた中で、それを出すことができた。成長できた一戦でした。
■セコンドから行き過ぎないように指示が出ていたようですが。
増田 しっかりと相手の体力を削ることと、組み立てることがプランだったので、その点はできましたが、行き過ぎた時にカウンターをもらってしまったのが反省点です。気持ちと体と頭の整合性を一致させるような取り組みをしています。一発もらったことで冷静になれました。丁寧に組み立てながらポイントを取っていく、ラウンドを支配していく、その中で自然な形でKOにつなげていく。前回の試合で成果として出たと思います。
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