[試合後談話]2024.12.8
松本海聖がタイトル前哨戦でヒヤリ!

日本バンタム級1位の松本海聖(23=VADY)が8日、神戸芸術センターで開催された「SENRIMA SUPER FIGHT vol.71」で、ウィルベルト・ベロンド(29=比)とバンタム級8回戦で対戦した。
来春のチャンピオンカーニバルで、王者の増田陸(27=帝拳)への挑戦が決定している松本。増田がリングサイドで観戦する中、注目の一戦のゴングが鳴り響いた。
序盤から松本が丁寧に左を突きながら、多彩なコンビネーションでペースを掌握。緩急をつけつつ着実にダメージを与えたが、ベロンドは打たれながらも、右フック、左ボディを強振。5回、松本が攻勢をかけていたが、一瞬の隙を突かれて右フックを浴びてダウン。しかし、松本にダメージは感じられず、その後もワンツー、左ボディで攻め立てた。ジャッジは3者とも5ポイント差をつけ、松本が勝利した。
試合後、リング上で感想を求められた増田は、「実力がある相手に気持ちを見せた良い試合だった」と話すと、「国内で彼より強いランカーはいない。最強挑戦者としてしっかりと迎え撃つ」と、チャンピオンとしての姿勢を示した。
デビューから9戦全勝とした松本は、「気を抜いたところに(右フックを)もらってしまった。ダメージはない」とプロ初のダウンを振り返り、「今日は攻撃のバリエーショが少なかった。反省しつつ次につなげていく。(ダウンに)クヨクヨしても仕方がないので、気持ちを切り替えていく」と、タイトル挑戦に気持ちを高めた。
この日、増田と初対面した松本は「チャンピオンの風格を感じた。全体的な底上げが必要。なにが何でも獲る!」とベルト奪取を誓った。
世界ランキングに名を連ねる強打の増田と関西の新星・松本によるバンタム級決戦が待ち遠しい!
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