[記者会見]2025.12.15
王者の余裕か、挑戦者の覚悟か! オラスクアガと桑原拓が対峙
WBO(世界ボクシング機構)フライ級タイトルマッチの記者会見が15日、東京ドームホテルで行われ、王者のアンソニー・オラスクアガ(26=米)と同級4位の桑原拓(30=大橋)が揃って登壇し、それぞれの胸中を語った。
試合は12月17日(水)、両国国技館で開催される「U-NEXT BOXING.4」の場で行われる。年末の大舞台で、4度目の防衛戦に臨む王者と、2度目の世界挑戦となる日本人挑戦者が、静かな緊張感をまとって向かい合った。
いつも通りリラックスした表情で会見に臨んだオラスクアガは、「準備は万端。次が4度目の防衛戦なので、しっかりと自分の力を出したい」と、落ち着いた口調で自信を示した。
隣に座る桑原に視線を向けると、「すごく真剣そうな顔をしていますね」と余裕を漂わせながら印象を語り、会場を和ませた。その言葉を受け、硬かった桑原の表情も一瞬ほぐれた。
一方、2度目のタイトル挑戦となる桑原は、「前回(ユーリ阿久井政悟戦)はコンディションが万全ではなく、気持ちの持っていき方も完璧ではなかった。今回は完璧に仕上がっている。ベルトを目の前にして、より欲しくなった」と力強く宣言。前回の悔しさを糧に、万全の状態で世界王座に挑む覚悟をにじませた。
大橋秀行会長も「東京ドームで負けた経験をしっかり活かして戦ってほしい。相手の攻撃力に対して、受けに回るのではなく、攻撃力で迎え撃つ気持ちが大事」と語り、愛弟子のタイトル奪取に大きな期待を寄せた。
また、この日同じ興行に出場するユーリ阿久井政悟は、「(桑原選手は)フライ級トップクラスのスピードがあり、パワーも上げてきている。パワーのあるトニー(オラスクアガ)に対して、どう捌くのか非常に楽しみ。予想は難しい」と両者の攻防に注目した。
王者の完成度と挑戦者の覚悟が真正面からぶつかる一戦。静かな会見とは裏腹に、ゴングが鳴れば激しい主導権争いが繰り広げられるのは間違いない。フライ級のスピードと緊張感が凝縮されたタイトルマッチを、ぜひ両国国技館、そしてU-NEXTでの配信で目撃してほしい。
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