[試合後談話]2026.6.14
大阪決戦で主導権激変! 会場を沸かせた勝負の分岐点

中友彌(29=MR)と宮下聡帥(27=JM加古川拳)が14日、大阪・堺市産業振興センターで開催された「MR最強マッチ vol.9」のセミファイナル、50.0kg契約6回戦で対戦した。
立ち上がりはテンポの良い攻防が続き、試合は中盤にかけて大きく表情を変えた。主導権争いの中で生まれた一瞬の変化が流れを動かし、会場の空気を一変。最後まで目が離せない内容となった。
序盤は中が、ジャブを軸にリズム感のある攻撃でペースを掌握。なかなか距離を掴めない宮下だったが4回、左ボディで動きを止めると、左ボディでダウンを奪取。再開後、チャンスを逃さず、連打でレフェリーストップに持ち込んだ。劣勢を挽回した宮下が逆転勝ちでA級昇格を決めた。
試合後、宮下は「ポイントは取られていたが、ペースは取られていないと思いながら戦った。3ラウンドが始まる前にセコンドから『もっと距離を詰めていこう』と指示が出て、捕まえられると思った。ダウンを奪ったボディは『下!』という声が聞こえて自然と出た。ダウンを奪った後も攻め切ることができた」と納得の表情を浮かべた。
JM加古川拳としては、日本フライ級3位の湊義生(27)、日本バンタム級4位の宮下椋至(24)に続き、3人目のA級ボクサーが誕生。
宮下聡帥は「憧れの先輩だけではなく、2人に食らいついていきたい。下馬評が不利な方が燃えるので、どんどん強い選手とやっていきたい」と先を見据えた。
女子フライ級6回戦では、沖美伶(26=MR)と日本女子フライ級8位の片柳歩美(22=湘南龍拳)が対戦した。
サウスポーの片柳は、足を使いながら右フックを合わせ、巧みな試合運びを披露。沖はスイッチしながら、力強いパンチを打ち込み反撃。最終6回、片柳はワンツー、右フックを好打し優勢を印象付けた。
熱戦後、片柳は「相手はパワーがあって強かったが、気持ちで負けたくなかった。最終ラウンドが始まる前に、会長から『ここを取ったら勝ちだよ』と背中を押してもらった。沖選手はキックボクシングから転向してきたが、私もボクシングを15年やっているので、簡単には勝たせないつもりで戦った」と振り返った。
ミニマム級で頂点を目指す
小学1年から競技を始め、キッズ大会でも実績を残した片柳は、アマチュアで11戦6勝5敗の成績を残してプロ転向。試合機会が限られ、年1試合ペースが続いている現状について「どんどん試合をしていきたい」と意欲を示した。
今回はフライ級でリングに上がったが、目標はミニマム級の頂点に置いている。
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