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元日本ランカーの川口高良(26=協栄)と池田竜司(28=一力)が27日、後楽園ホールで開催された「Fighting Bee vol.29」のメインイベント、62.0kg契約8回戦で対戦した。
日本ランキング返り咲きを目指す一戦。勝利の女神が微笑んだのはーー。
日本ランキング返り咲きを目指す一戦。勝利の女神が微笑んだのはーー。
川口高良(協栄)がKO勝ち!
初回は、池田がジャブから右フックを叩きつけて先制攻撃。対する川口は、ガードをガッチリと固めてタイミングを探った。2回、池田は左ボディを突き刺しリズムを作るが、川口は右オーバーハンドでダウンを演出。再開後、右クロスでグラつかせると、追撃の右でキャンバスに沈めた。
「ランキング入りお願いします!」
3試合連続KO勝ちを飾った川口は、「あまり早くから攻めようとすると、動きが悪くなるので、リラックスすることを心掛けた。力を抜いて打ったら倒せた。手応えは感じなかった」と最初のダウンシーンを振り返り、「効いているのがわかったので、最後は練習で当たっていたパンチで決めた」と淡々と話した。
先月まで日本ランキングに入っていた川口だが、ほかの選手がランキング入りしたため押し出される形で圏外となった。川口は「負けていないのに落ちてしまった。また、(ランキングに)戻りたい」とアピールした。
先月まで日本ランキングに入っていた川口だが、ほかの選手がランキング入りしたため押し出される形で圏外となった。川口は「負けていないのに落ちてしまった。また、(ランキングに)戻りたい」とアピールした。
宮本知彰(一力)が勝利!
ライト級8回戦では、日本ライト級12位の蝟x隆吾(30=花形)と元日本ランカーの宮本知彰(30=一力)が激突。サウスポー宮本が左ボディストレートから上下に打ち分け、ペースを掌握。蝟xもワンツーを軸に反撃。終盤は激しい打撃戦を繰り広げたが、宮本が回転力を活かした連打と左ストレートで突き放した。
ランキング返り咲きを確実とした
試合後、取材に応じた宮本は、「クリンチばかりで中途半端な試合をしてしまったが、勝てて良かった。この試合で負けたら引退も考えていた。本当にうれしい」と喜びに浸ると、「以前、日本ランキングに入っていたと言っても19位で、上位、ましてやチャンピオンに挑戦できる位置ではなかった。これで胸を張ってランカーと言えますね」と笑顔を見せた。
小林一会長の期待に応えた!
2020年に一力ジムに移籍して、最初の試合はKO勝ちしたが、そこから3連敗を喫した。「何度も諦めようと思った」が、3連勝で再浮上した。「こんなに負けている自分にチャンスをくれた。ジムに感謝したい」と、感謝の気持ちをしっかりと言葉にした。
一力ジムの小林一会長は、「これまでの試合で一番気合いが入っていた。僅差だったが勝てて良かったよ」と宮本の成長ぶりに目を細めた。
一力ジムの小林一会長は、「これまでの試合で一番気合いが入っていた。僅差だったが勝てて良かったよ」と宮本の成長ぶりに目を細めた。