試合:サウスポーの挑戦者・三浦に対し、王者・内山はジャブで距離を探る。ここで三浦は内山の引き手に合わせ、左ストレートをヒット。3R、内山はペースを奪うべくジャブで前に出るが、両者の頭が当たりこの偶バツで内山は右目上を負傷。カットの出血が目に入るのか、内山は右目を拭う仕草。ここで一瞬集中力が切れたのか、挑戦者の左ストレートが王者のアゴを打ち抜く。この一撃で内山は崩れるようにダウン。カウント8で立ち上がるが、内山のダメージは大きく三浦は一気に攻め込む。内山もジャブ・右ストレートで応戦しピンチを凌ぐ。ダウンを奪われた内山だが、その後はジャブを的確にヒットさせ反撃。中盤、三浦の右目が徐々に右目が腫れ出す。次第に内山のジャブが左ストレートに近い破壊力を帯び、三浦の顔面を弾く場面も。8R終了時、三浦の右目が異様に腫れ上がる。インターバル中、ドクターチェックが入り続行は不可能と判断。三浦陣営は受け入れ試合を棄権。ダウンを喫した内山であったが、脅威のパワーを秘めたジャブで三浦の右目を破壊。日本記録となる世界戦4連続KO勝利を引き寄せ、王座3度目の防衛に成功した。★★★