トーナメント
日本ユース初代王座決定戦に出場する選手たちを紹介!
吉開右京(島袋)
吉開右京(島袋)
■まず、日本ユース王座トーナメントに出場を決めた理由を教えて下さい。
吉開 トーナメントの話を会長から聞いて、迷うことなく決めました。上を目指すためにもこれはあくまでも通過点。巡ってきたチャンスは逃さずにつかみたいです。

■対戦相手の平岡アンディ選手の印象は?
吉開 かなりの強敵ですよね。大手のジムで普段から強い選手の中で練習していて、スパーリングパートナーも大勢いるだろうし、無敗で勢いがあると思います。

■サウスポーとの体験経験は?
吉開 試合での対戦としては、新人王西軍代表決定戦の嶋川選手だけですね。サウスポーはやはりオーソドックスとは違った距離感があるので、普段は地元のサウスポーの選手とのスパーリングで実戦感覚を養っています。

■ボクシングをはじめたきっかけを教えて下さい。
吉開 高校1年の頃、友達とよくボクシングのまねごとをして遊んでいましたが、そのうち本気でボクシングがしたいと思うようになりました。高校2年に進級すると同時に、これまでやっていた野球からボクシングへ転向しました。
沖縄の新鋭
■吉開選手は今年3月に取材させて頂いたのですが、その後何か心境の変化はありましたか?
吉開 今年4月にプロになって初めての負けを喫してから、もう次は負けられないという気持ちが強くなりました。そこから今の自分に足りないものを見つめる機会ができ、まず肉体改造のためにパーソナルトレーニングを取り入れました。以前よりもっと強くなりたいというボクシングへの想い、勝利へのこだわりが強くなりました。

*4月23日(日)ジラフ麒麟神田(千里馬神戸)との対戦は判定3-0でプロ初の負けを喫した。

■日本ユース、さらにはその先の日本チャンピオンになるために必要なことは何だと思いますか?
吉開 毎日の積み重ね、そして経験だと思います。自分は昨年のデビュー後、まず最初の大きな目標だった新人王になり、MVPまで獲ることができました。しかし、ボクシングの経験値でいうとまだスタートしたばかりです。もっと多くのことを学び、身につけて上を目指したい。

■ボクシングに大切なことを一言で表すと?
吉開 「努力」ですね。努力しない人はどんな才能にあふれていてもダメだと思います。もちろん才能も大切な要素かも知れませんが、一生懸命努力をした人は最後は必ず実を結ぶと思っているので。

■どのようにしたらもっとボクシングの人気が向上すると思いますか?
吉開 先日、比嘉大吾さんが沖縄出身として約25年ぶりに世界チャンピオンになり、地元はお祭り騒ぎになりました。その際にはメディアでもかなり取り上げられて、ボクシングの認知度が少しは上がったと思うし、沖縄からもっと世界チャンピオンがでれば、今まで以上に人気が出るのではないかと。
そのチャンピオンの中にはもちろん自分も必ず入ります(笑)。

*比嘉大吾(白井·具志堅=WBC世界フライ級王者)

■試合への意気込みをお願いします。
吉開 1度は試合が流れてユース王座へのエントリーが無くなりかけましたが、新たに対戦相手も決まったので、しっかり対策をして万全な状態で目の前の1戦にまずは集中します。そして、必ずいい結果を残してユースチャンピオンまでたどり着くように頑張ります!

■どうもありがとうございました。
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