トーナメント
日本ユース初代王座決定戦に出場する選手たちを紹介!
田之岡条(23=小熊)
田之岡条(23=小熊)
■まず、日本ユース王座トーナメントに出場を決めた理由を教えて下さい。
田之岡 そこなんですよ!僕がこのユースタイトルに何を期待しているかというと、ベルトが欲しいわけでなくて。今の僕が戦っている階級のチャンピオンがすごく強いじゃないですか。船井さんがチャンピオンになった試合を会場で見て寒気がしました。この人からベルトを獲るのは生半可じゃことではできないなと。もうすぐタイトル挑戦だなと思っていましたが、これはいますぐに獲れる状況ではない。そこで何を思ったかというと、タフな相手と試合をして自分自身がもっと強くならないといけないと思 い出場を決めました。

※船井龍一(ワタナベ=日本スーパーフライ級王者)

■なるほど…。
田之岡 万が一船井さんに挑戦が決まっても勝てないなと。今の僕が一番求めているのは強いボクサーと戦うことです。ユースタイトルの前に5月に日本ランカーの長井さんとの試合が決まっているのでそれも試練だと思って試合に臨みます。
※長井一(ワタナベ=日本スーパーフライ悠7位)
20戦13勝(1KO)3敗4分
■ユースタイトル戦で負けたらランキングを獲られる、もしくは下位になりリスクが伴いますね。。
田之岡 そこで負けてランキングを持っていかれるぐらいならチャンピオンに勝てないですよ。運よくチャンピオンになってもすぐに奪われてしまう。日本王座に挑戦する 選手は24歳以下とか関係なく強い選手ばかりですから。僕がベルトを巻いたら、そこから防衛をしていかないといけないわけですから強い相手とやりたいですね。

■対戦相手の印象は?
田之岡 山下選手が出てきて面白いと思いました。関西の岩井選手の試合は見たことがないのですが、強いと聞いているのでやり甲斐があります。どっちが勝ち上がってくるかわからないですが、山下選手は前に僕が戦った時とは別人のような強さだと思うので再戦という気持ちはないです。岩井選手はアマチュアキャリアがあるみたいなので楽しみです。僕が勝って初代ユースタイトルの価値を高めていきますよ。ユースタイトルってどうかなって思いましたが、向こう気の強い若人が集まった大会。これが盛り上がら ないわけがないと思っています。

※山下賢哉(白井・具志堅=日本フライ級11位、田之岡とは2015年2月に対戦し、田之岡が3-0の判定勝ち)
※岩井尚斗(森岡)

■ボクシングをはじめたきっかけを教えて下さい。

田之岡 漫画「はじめの一歩」の影響です。高校1年で小熊ジムに入門し、高校2年でプロデビューしました。僕にとってボクシングは生きる道しるべなんです。子どものころは体が弱くて友達もいなかった。僕の存在があるのは、ボクシングのおかげだと思っています。「条の試合を見るのが生き甲斐なんだ」と言って応援してくれる人もいます。生きるか死ぬかのボクシングに本当に命をかけているんです。

■今のアウトボクシングをしようと思ったの は何故ですか?
田之岡 それは僕が非力だからです。ボクシングを始めてすぐに気が付きました。いかにあのリングで生き延びるかを考えた時に、練習やスパーリング、そして試合で作り上げました。ボクシングって僕にとってボードゲームみたいな感じなのです。子どもの頃、将棋やオセロが大好きでした。相手の裏の裏をかいてというのが好きです。力持ちだけが勝つのがボクシングでない。パワーで劣っていても戦術と心理戦、そしてフィジカルのアドバンテージで勝っていくのが僕のやり方です。

■日本ユース、さらにはその先の日本チャンピオンになるために必要なことは何だと思いますか?
田之岡 僕に必要なことは"死線"を潜り抜けることだと思います。船井チャンピオンをはじめ上位ラ ンカーの選手は、修羅場を経験していて打開する力を持っています。僕も以前、ベテラン選手と戦った時にそれが足りないなと感じました。今度戦う長井さんは自分よりキャリアのある選手で乗り越えたら、また違ったものが見えてくるかもしれません。今は目の前にある壁をぶっ壊していくことしか考えられないです。

■ボクシングに大切なことを一言で表すと?
田之岡 どれだけリングの上で生き残ろうとするか、必死さです。勝ちに徹することでしょうか。

■どのようにしたらもっとボクシングの人気が向上すると思いますか?
田之岡 僕が思うに流れは来ていると思うんです。あとはアドバイザーのプロが付くことではないでしょうか。僕らボクサーがいくら考えても限界があると思う。違った視点の 意見も必要だと思うし、ボクシング界の視野も広くしていかないければならない。ボクシングはこうやってきたからこうやるんだ、じゃなくて色々な意見を取り入れるべきだと思います。自分でできることは、面白い試合を見せることで自分自身のブランドを身に付けてキャラクターを際立たせることですね。
日本スーパーフライ級5位
■試合への意気込みをお願いします。
田之岡 そうですね…。繰り返しになりますが、正直なところタイトルには興味があるわけではない。強い相手とバチバチやりたい。他の選手もそうだと思います。ユースタイトルというイベントを盛り上げて、いつか日本チャンピオンの前に立ちはだかるために良い試合をして勝って一皮抜けたいです。

■どうもありがとうございました。
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