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マーティンvsジョシュア
2016年4月9日(土)
会場:英国ロンドン
会場:英国ロンドン
IBF世界ヘビー級タイトルマッチ
VS
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昨年10月の時点でIBFの世界ヘビー級王座はウラジミール・クリチコ(ウクライナ)が持っていたが、11月28日にタイソン・フューリー(英)が判定で破って新王者に。そのフューリーが1位のビャチェスラフ・グラツコフ(ウクライナ)との指名防衛戦を拒否したためIBFは王座を剥奪。今年1月に行われた王座決定戦でグラツコフに勝ったマーティンが新王者になったという経緯がある。マーティンは身長196センチ、リーチ203センチ、体重約113キロの大型サウスポーで、12年10月にプロ転向後、24戦23勝(21KO)1分の戦績を残している。型にはまらない自在でスピーディーなボクシングをするヘビー級には珍しいタイプだ。戴冠から3ヵ月足らずで敵地での初防衛戦に臨むことになったマーティンは「私は最強の相手と初防衛戦をやりたいと言ってきた。私は世界王者だから、米国内でイージーな防衛戦をしたくはなかったんだ。ジョシュアのことはリスペクトしているが、4月9日、彼はノックアウトされるだろう」と自信をみせている。対するジョシュアは身長198センチ、リーチ208センチ、体重約111キロの恵まれた体格の持ち主で、12年のロンドン五輪で金メダル獲得後、13年10月にプロに転向した。戦績は15戦全KO勝ち。昨年12月、アマチュア時代に敗れているディリアン・ホワイト(英)に7回TKOで雪辱したのが最新試合で、それ以前の14戦はすべて3回以内で片づけている。当初、4月9日には調整試合を予定していたが、ヘビー級トップ戦線が大きく動いて急にチャンスが回ってきたため路線変更することになった。地元で迎えるプロ初の大舞台に関してジョシュアは「世界戦はプロ転向時からの夢だった。その夢をかなえるときがやってきた。しかもO2アリーナ、スカイスポーツ(テレビ)での放送なので、とても興奮している。マーティンはハングリーで優れたファイターなので、そのベルトを奪うために最高のパフォーマンスをしなければならない」と自らを戒めている。17日から売り出されるチケットは一般席が500ポンド(約8万2500円)から40ポンド(約6600円)で、そのほか1000ポンド(約16万5000円)のVIP席が用意されるという。挑戦者の地元での開催ということもあってか、オッズは6対1でジョシュア有利と出ている。マーティンの勝利には5.5倍の配当がついており、引き分けは33倍となっている。