注目:清田は昨年12月の同王座再獲得後、7月のV1戦が相手の欠場により流れ、今回が1年越しの初防衛戦となった。本来であれば決定戦で勝った王者には指名試合が義務づけられるが、もはや日本とアジアの枠を超えた清田には、その相手すら見つけるのが困難な状況だ。ようやく見つけた元フィジー王者のチャンド(35)も現在は2連敗中と精彩さを欠き、WBA傘下のPABAミドル級では8位につけるが、現時点(11/7)でOPBF入りはしていない。戦績は16勝(10KO)13敗4分。清田にとっては昨年の世界挑戦で一度は手放したベルトだが、08年4月以来、実質6年半も守り続けた誇りもあるだろう。だが、そろそろ次の段階を模索する時期に来ているのも事実だ。