注目:下半期大注目の日本人同士の世界戦。フィジカルの強さと無尽蔵のスタミナを武器に防衛記録を伸ばす木村は、7月27日に中国青島市でフローイラン・サルダール(比)と対戦。ボディで沈めて王者の力を見せつけた。試合毎に自信をつけており、まさに今が伸び盛りだ。敵地でも実力を発揮できるメンタルの強さも兼ね備えている。挑戦者の田中は、世界最速での世界3階級制覇をかけた戦いになる。3月には世界ランカーのロニー・バルドナド(比)を相手に左ボディへ連打でレフェリーストップに持ち込んだ。試合はスピードで上回る田中が早い出入りで仕掛けるのに対し、木村は圧力をかけてボディを叩いて後半勝負に持ち込むのが予想される。田中は発表会見で打撃戦をほのめかしKO宣言が飛び出した。両者のスタミナとメンタルが鍵になる。