■当日は、ここを見てほしいところは。
末國 攻撃の角度や種類。アマチュア出身のボクサーにはない動き。アマチュアをしていなかったからこその自由なボクシング。相手からしたら、何をしてくるかわからないのが持ち味だと思っています。
どんなスタイルにも対応する
■先ほど、「オールラウンダー」という言葉が出てきましたが、末國選手は、何か突出したもので戦うタイプなのかなと思っていました。
末國 どんなスタイルにも勝たないと本当のチャンピオンじゃないと思う。そういう面で何でもできるようにしたい。もちろん、その中でも得意、不得意はあるのですが、全部の底上げですね。
■ところで、入場曲は?
末國 優里さんの「輪廻転生」という曲です。「生まれ変わるなら、きっともう一度自分って答えろよ」という歌詞がビビッときました。
■改めて、ボクシングとキックボクシングの違いについて教えてください。
末國 ボクシングは、ラウンド数が長い分、技術や体力はもちろん、自分に負けないというメンタルが大事かなと思います。
■当日は、日本ユースタイトルマッチが3試合あります。
末國 お客さんから「これがユースタイトルなの?」と思われるくらい、レベルが高い試合を見せたいですね。内容にもこだわりたいですし、勝つまでの過程を大事にしていきたいです。
■どうもありがとうございました。
「ボクモバの目」
わずか2戦でユース王座をつかんだ末國だが、言葉から伝わってきたのは、勢いだけで駆け上がってきた選手ではないということだ。細川の手数と圧力を冷静に分析し、打ち合いに巻き込まれず、自分のペースに引き込む青写真を描いている。キックボクシングで培った独特の角度と、型にとらわれない発想は大きな武器。プロ3戦目となる初防衛戦で、底の見えない21歳がどのような引き出しを見せるのか。勝利の先にある日本王座を見据える上でも、その内容に注目したい。
<取材・構成/やすおかだいご>
<写真/YUSUKE・Bobby>