OPBF東洋太平洋ウェルター級王者の佐々木尽(25=八王子中屋)は、9月21日(月・祝)、東京たま未来メッセで開催される「Lemino BOXING フェニックスバトル161」のメインイベントで、日本・WBO-AP同級王者のセムジュ・デビッド(33=中日)とのウェルター級3冠王座統一戦に臨む。
今年5月、東京ドームで田中空(24=大橋)との激闘を引き分けた佐々木にとって、約4ヶ月ぶりの一戦。3年ぶりとなる地元・八王子のリングで、国内ウェルター級の頂点を懸けた大一番を迎える。
6月から7月にかけて弟の佐々木革(21=八王子中屋)と米国・ラスベガスで合宿を敢行。これまでの「やるか、やられるか」という思考から脱却し、駆け引きを楽しむ新たなスタイルに手応えをつかんだ。突き抜けられない現状への焦り、プロとして観客を惹きつけることへの強いこだわり――。進化を追い求める25歳が、「偽りのない真実」をリングで証明する。
■佐々木尽ビールの売り上げも好調なようですね。野菜のイベントなど、ジムが全面的にバックアップして、興行を盛り上げています。
佐々木 ありがたいです。本当に感謝しています。期待に応え、結果を出すのが自分の仕事ですから。
■ラスベガス合宿には、いつから行っていたのでしょうか?
佐々木 6月から7月までだったと思います。今回は、初めて弟(佐々木革)と行ってきたのですが、切磋琢磨できて良かったです。より質の高い練習ができました。
■主にスパーリングでしたか?
佐々木 はい。あとは、向こうのトレーナーが時々指導してくれました。ディフェンスや全体的な動きを教えてくれました。逆に、パンチに関することは特に言われませんでした。日本と米国、それぞれの指導の良いところを取り入れて、混ぜていくという感じですね。
■米国では、どのような選手とスパーリングをしましたか?
佐々木 元世界ランカーでメキシカンのリカルド・ロドリゲスです。相性があるんだなと思いました。
■セムジュ選手は、どのような印象ですか?
佐々木 やってみないとわからないんですよ。リングに立った時に、まったく自分の動きができない怖さはありますよね。初めて戦うタイプなので、一瞬、やり方がわからなくなったり。
■危機感はありますか?
佐々木 超あります。
■前回の田中戦と比べて、危機感の種類は違いますか?
佐々木 田中空戦は、倒すか倒されるかという危機感でしたが、今回は自分のパフォーマンスを発揮できず、判定でやられるかもしれないという怖さがあります。グズグズの展開になることですね。スパーリングをした人の話を聞くと、皆、疲れると。なぜ疲れるのかも、見ていて大体わかりました。
■次戦では、これまでに見せたことのない佐々木尽を見せたいですか?
佐々木 見せていないというより、見せられなかった。出したくても出せなかった。まだ染みついていなかったというか。