ベジータ石川が九州のボクサーの魅力を独自のスカウターで探る「スカウターコラム」。今回は、日本女子フェザー級1位の古川のどか(23=北島)を紹介する。
古川は、9月15日(火)、後楽園ホールで開催される「DANGAN」のセミファイナルで、同級2位の若狭与志枝(38=花形)と空位の王座を争う。
バンタム級から2階級上げて臨む、4度目のタイトル挑戦。悲願のベルトを懸けた大一番を前に、古川には、どうしても抑えられないものがあった。
「白ごはん、だーいすき」
自他ともに認める食いしん坊。
毎試合、10kgの減量は当たり前だった。そんな古川にも、大きな悩みがある。それは、食欲が止まらないことだ。
先日も、炊飯器に入っていた5合のご飯を1人で食べ切り、母親に怒られたそうだ。
古川:ご飯を食べたすぎて、悔しくて涙が出る時もあります。こんなにお腹がすくなんて、もしかしたら、生物学的に強いのかもしれません.
ベジータ:そうなのかな?….
古川:練習で夜遅くに帰るので、家族は夕飯を終えています。だから、炊飯器に残っているご飯は、すべて私が食べます。
怪談ではない。これは実話である。
バンタム級(53.5kg)からフェザー級(57.1kg)を主戦場としてきた古川だが、普段の体重は、私たちの想像を超えて増やす? 増える? という。
古川:とにかく、食欲が止まりません。助けてください.
ベジータ:最近、階級を上げたのも、それが理由?
古川:はい。バンタム級の時は、1ヶ月前から体重を落とすためだけの練習をしていたので、最後の大切な時期に勝つための練習ができなかった。でも、今は違います。フェザー級に上げたので、体重に余裕がある。勝つための練習ができています。
食べるために階級を上げたわけではない。勝つために階級を上げたのだ。
ただ、結果的に白ごはんを食べられる量も増えた。これは古川にとって、かなり大きい。
生物学的に強いライオンであっても、お腹が空いていては動けない。ライオンには減量がない。それでも太ったライオンはいない。なぜか?
動くからである。狩りをして動き回り、食べて、また動く。古川が求めているのは、これなのではないか。と、フォローしておこう。