ベジータ:仕事は何してるの?
京原:保育士です。
ベジータ:本当は?
京原:ガチです。今日は仕事着も持ってきました。
出てきたのは――エプロン。
ベジータ:えっ…可愛い。お母さんが料理するときのやつやん。
完全にイメージが崩壊した。
ベジータ:結構しゃべるし、ちゃんと社会人なんだね。
京原:仕事中はエプロンを着たら、ボクサーは消えてます(笑)
さらに感心した。
言葉遣い、気遣い、取材のために仕事着まで準備する気配り。
なかなか粋なヤツじゃないか。
スカウター修理案件である。
ベジータ:保育士とボクサーって真逆のイメージだよね。ちゃんと両立しているのがすごい。
京原:職場の方々の協力のおかげです。迷惑をかけないよう、出稽古にも行かず、試合も有給を取って出場しています。
素晴らしい。
九州だけではない。全国的に見ても、ファイトマネーだけで食べていける選手は多くない。
仕事があり、その上でボクシングがある。
私も経験したから分かる。
「仕事が終わったら練習すればいいんでしょ?」
そんな単純な話じゃない。残業もある。人間関係もある。
自分だけ優遇されていないかという葛藤もある。
ボクサーなら分かるだろう。
社会人として生きながら、競技を続ける難しさを。
京原:僕がボクシングができるのは保育園の協力があるからです。だから日本初の保育士チャンピオンになります。
私にはできなかったことを、この男はやっている。
素直に尊敬した。