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[特集]コラム
2026.4.21


平野:自分より大きい相手を倒したいですね。その方が盛り上がるでしょ?

 スパーリングであっても倒す意識を持つ。その勝負への執着は際立っている。

ベジータ:助けてくれてありがとうございます(笑)

北島会長:琉喜亜は気が強いからね。気をつけて(笑)

 会長の言葉が、その資質を物語っていた。



 5月23日、北島ジム初の自主興行。そのメインを平野が務める。

北島会長:「相手は強い。正直、自主興行のメインで選ぶ相手ではないが、“倒します”と言うからマッチメイクした。うちも初の単独興行。気合いが違う。負ける気はない」

 福岡市中心部にジムを構え3年。所属プロは20名にまで増えた。

 元日本バンタム級1位の北島会長は、九州ボクシングの再生を掲げる。

北島会長:「現役の頃はもっと盛り上がっていた。今は他競技の方が目立つのが悔しい」

 現在、ボクシングは地上波から姿を消し、配信が主流となった。東京の興行はネットを通じて大きな盛り上がりを見せる一方で、地方興行の環境は大きく変わっていない。

 配信もなく、人知れずリングに上がる選手も少なくない。SNSの普及により露出は増えたが、それでも多くの選手がチャンスを待ち続けているのが現状だ。

 私自身も一部興行をYouTubeで配信しているが、それだけで状況が劇的に変わるわけではない。地方と都市の差は、依然として存在している。



 ここからは私の率直な想いだ。

 誰にも見られずに試合をする現実が、悔しかった。羨ましかった。

 ボクシングをする以上、見られたい。強さを証明したい。人気を得たい――そう思うのは自然なことだろう。

 「自分の方が強い」

 そんな思いを胸に、私は現役を終えた。

 それでも今、後輩たちの活躍によって、九州ボクシングのレベルも知名度も確実に上がってきている。

 先日には、岡本恭佑(HKスポーツ)が日本タイトルを九州にもたらした。

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