■すごく前向きですが、元々このようなプラス思考なのでしょうか?
重里 こっち(東京)に来て、一翔君(井岡一翔)や修平トレーナー(佐々木修平トレーナー)と話す中で、ちょっと変わったのかもしれません。大阪にいる時は、もっと独りよがりでした。迷った時は、一人で抜けてということがありました。あとは、フィジカルトレーニングのトレーナーに聞いていたりしていました。繋ぎ合わせはなかなか大変でした。
■しかし、これが面白いもので、一人で考えるから良いこともあるわけで。
重里 そう。一人で考える時間があったから今があるんです。
■これまで、ありとあらゆることを経験している井岡選手や佐々木トレーナーの話は貴重ですね。
重里 はい。さらにサラスさん(イスマエル・サラストレーナー)にもアドバイスを聞けますし。スパーリングの動画を送っていろいろと聞くことができます。心強いですよね。
■重里選手にとって、井岡選手の存在は大きいですね。
重里 5歳でボクシングを始めて、その時一翔君は中学生だったと思うのですが、その時から可愛がってもらって遊んでもらったりして。小さい頃からいるお兄ちゃんって存在でした。そのお兄ちゃんが世界戦をやっているんで、「格好いいなぁ」とヒーロー的な存在です。男の中の男。シンプルに大好きです(笑)。
■ラスベガスでのスパーリング合宿も頻繁に行っているようですが。
重里 はい。今年は5月に行きました。1年に1回は行かせてもらっています。最初の2回目までは、仲里ジム所属で1人だけで行ったのですが3〜4回目は、志成ジム所属として一翔君や修平さんと行きました。心強さが違います。
■志成ジムは、アマチュアのトップ選手や実績がある選手が揃っています。
重里 刺激しかありません。良い意味で負けん気も出ますし。常に「俺が!俺が」と思いますね。