WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級2位の山ア海斗(26=六島)は、10月5日(土)、後楽園ホールで開催される「第24回 WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のメインイベントで同級1位の村田昴(27=帝拳)と空位の王座を争う。
山アは、大阪商業大学ボクシング部主将を務めて、2021年8月にデビュー。9戦全勝(5KO)でタイトル初挑戦を迎える。拳を交える村田は、7戦全勝(7KO)のパーフェクトレコードを更新中のサウスポーだ。関西のホープは、全勝対決を前にして静かに闘志を燃やした。
■8月4日に試合を終えてすぐに次戦の話が来たのでしょうか?
山ア お盆くらいです。ドヘニー(TJドヘニー=豪)が王座を返上するので、ジムと「王座決定戦に出られたらいいね」、と話していたのですが、正式に話が来たのは前戦から10日後です。
※山崎は高橋利之(KG大和)と対戦し判定勝ち
■結構、早いですね。
山ア お盆休み中にトレーナーから電話がかかってきて、「10月にタイトルマッチがあるけど、やるか?」と聞かれたなので「やります!」と即答しました。10月は子どもが生まれるのでね。
■予定日は、いつですか?
山ア 10月16日です。妻と8月の試合の時に「子どもが生まれる前の最後の試合だね」と話していたのですが、急にチャンスがきたので、驚きました。子どもが生まれた時は、僕がチャンピオンになっていますよ。
■前回の試合後、「年内にタイトルマッチをやりたい」と話していた中で、チャンスが巡ってきました。
山ア ここで断ったら、年内のタイトルマッチはまず、ないですし、来年も来る保証はない。前戦のダメージもなかったので、だから受けました。
■村田選手のことは意識していましたか?
山ア いえ。アマチュア時代から知っている選手で格上だと思っていました。これが本当のアマチュアエリートだなと思います。僕もたまにアマチュアエリートと言われる時がありますが、まったく思ったことはありません。
■改めて、村田選手の印象を聞かせてください。
山ア スタミナがあり攻撃のテンポが速い。ただ、パンチは当たりそうな気がします。