■寺中靖幸フィジカルトレーナーとのトレーニングもしているそうですが。
原 はい。神戸でもトップアスリートを教えている方のフィジカルトレーニングを受けているのですが、さらに強くなりたいと井上さんに相談したところ、紹介していただき昨年12月からしています。自分がないものを鍛えられるなと思って、毎月2〜3回トレーニングをしています。ほぼ日帰りですけどね。
■12月からなので、まだ3ヶ月ほどですが効果は感じていますか?
原 全然ないです。しかし、効果が出るのが4〜5月くらいだと言われています。まぁ、タイトルマッチに標準を合わせているわけではないので。
■原選手にとって日本王座とは?
原 通過点。でも、「トイザらス」(玩具量販店)に売っているようなベルトではなくて(日本のベルトは)価値がありますよ。日本、東洋、WBOアジアの中で一番格好いいですよね。
■坂選手からベルトを奪うのは簡単ではないですよ。
原 いや、簡単ですよ(キッパリと)。すごく簡単です。まぁ、どんな対策をしてきたとしてもレプリカに過ぎないですから。いろんな対策をしてきたらいいと思いますよ。
■KOは狙いますか?
原 狙わなくても勝手に倒れますよ。気が付いたら倒れていますよ。全然問題ないです。
■ここから名前を売っていくと?
原 ですね。まだ知れ渡っていないのでもっといきますよ。東京でも海外でも試合がしたいですし。いっぱいオネエチャンが集まるところで試合がしたいですね。
■(笑)。わかりました。どうもありがとうございました。
「ボクモバの目」
終始、ビッグマウスで原のペースでインタビューを終えた。前戦も感じたのだが、プロボクサーとしてどのように見せるのかをよくわかっている選手だ。のらりくらりと揺さぶりをかけながら毒針のように刺すパンチが魅力だ。原の実力は本物なのか?答えは4月1日のリングで出る!
<取材・構成・写真/やすおかだいご>
<写真/>Kishimoto・Bobby・KIKO>