OPBF東洋太平洋ウェルター級8位の田中空(23=大橋)は、6月19日(木)に大田区総合体育館で開催される「NTTドコモ presents Lemino BOXING」のセミファイナルで、同級4位の小畑武尊(26=ダッシュ東保)と空位の王座を争う。
「ハマのタイソン」のニックネームで高い攻撃力を誇る田中が、デビューからわずか1年でタイトルマッチの舞台に上がる。当日は、同い年の佐々木尽(23=八王子中屋)が世界初挑戦するビッグイベントであり、セミファイナルに抜擢された田中は驚きを隠せなかったが、いきなり訪れたチャンスに闘志を燃やした。
■4戦目でタイトル初挑戦になります。最初に話を聞いた時の気持ちを教えてください。
田中 びっくりしました。最初は8月くらいに試合が決まるかもと聞いていたのですが、夜中に父から電話がかかってきて。
■一緒に住んでいるのではないのですね。
田中 そうですね。結婚しているので…。
■それはビックリです。その話はまた後ほど聞きます。夜中に電話がかかってきて?
田中 寝ようかなと思っていたところ、電話で「試合が決まったぞ」と。「8月でしょ?」と聞いたところ、「6月でタイトルマッチが決まったぞ!」と。その日は眠れなかったです(笑)。
■ビッグイベントのセミファイナルで行われます。
田中 セミでやるのを知ったのも記者会見の少し前で、それも含めて全部驚きました。毎日、試合のことばかり考えています。悔いが残らないように練習しています。やり残しがないように毎日。
■父・強士トレーナーからは、どのようなことを言われていますか?
田中 「こんなチャンスはないぞ。絶対に落とせない。絶対に獲るぞ!」と言われています。
■プロデビューしてから3戦を振り返って。
田中 3戦目で打たれ強い相手と戦いましたが、そこもしっかりと倒せたので自信につながっています。8オンスのグローブでまともにもらったらヤバいなという危機感があります。