WBOアジアパシフィック・バンタム級王者の西田凌佑(26=六島)は、4月1日(土)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第2競技場)で開催される「3150FIGHT SURVIVALvol.4」のメインイベントで同級13位のソンセン・ポーヤム(23=タイ)を迎えて3度目の防衛戦に臨む。
西田は、2021年4月に比嘉大吾(27=志成)に判定勝ちしわずか4戦目でタイトル奪取に成功。その後、防衛を重ねて着実にキャリアを積んでいる。挑戦者のソンセンは、昨年11月に比嘉とノンタイトル戦で対戦し判定負け。しかし、しぶとく食い下がりタフネスぶりを発揮した。
3150FIGHT SURVIVALに電撃参戦する西田に話を聞いた。
■本日(取材日:2月24日)は、東京で撮影をしてから練習ということですが。
西田 はい。ヘアメイクをしてスタジオで撮影して帰ってきました。ジムにはギリギリ間に合うので来ました。
■西田選手が、「3150FIGHT」に参戦するとは驚きでした。これまで意識はしたことがありましたか?
西田 自分が出る試合はジムにお任せしているのですが、(3150FIGHT参戦は)考えたことはなかったです。注目されている興行で煽り映像もあるので、取り上げてもらいうれしいです。
■「浪速のスマートボクサー」というニックネームがつきましたね。
西田 僕は奈良県出身なので、浪速ではないですが(笑)。でも、ニックネームがあるのはうれしいですね。
■相手の印象を聞かせてください。
西田 ソンセンの映像は、比嘉選手との試合を少ししか見ていないのですが。めちゃくちゃ攻めてくる感じではないのですが、打ち返してきた時にパワーを感じました。
■そして、タフですね。
西田 そうですね。しかし、スピードは感じませんでした。
まずはパンチをもらわないこと
■戦力値を見比べると西田選手が有利だと思います。その中でどのような内容を見せるのかにも注目が集まります。
西田 いつもKOすると言っている中で判定になってしまうのですが(苦笑)。練習では足を使うよりも前に出るようにしていましたが、パンチをもらうことが増えてきたので、つまらないかもしれないですが、もう一度足を使って距離を取るスタイルを意識してやっていきたいと思っています。14オンスのグローブをつけてのスパーリングなので(パンチをもらっても)効かないですが試合は8オンス。まずはパンチをもらわないことを意識していきたい。