注目:遂に因縁の両雄がWBA世界フライ級王座を懸けてリング上で対峙する。挑戦者・坂田には約1年10ヶ月振りの王座挑戦であり、08年12月31日に失ったベルトを取り戻す戦い。初防衛戦の王者・大毅は、元王者を迎え打ち、世界王者としての真価が問われる戦い。挑戦者の終始前に出て終わることの無い連打と粘りのボクシングが王者を後退させるのか。王者のフライ級を超越したパワーと圧力が挑戦者の前進を弾き返し、世代交代をアピールするのか。ゴングと同時に小細工無しの打撃戦が期待できる。“運命”を制するのは果たして。

注目:正規王者・中広の右手親指負傷で防衛戦が延期となり暫定王座が設定。今年5月、翁長との決定戦を制し、暫定王者となった佐藤との王座統一戦。中広は久々の東都参戦。気持ちを前面に戦う中広は、切れ味鋭いワンツーと左フックを武器に日本王座を統一、広島初の世界王者を目指す。対する佐藤は、ロングレンジから打ち込む右ストレートと、下がること無いボクシングで大舞台のチャンスを掴んだ。果たして、どちらの右ストレートが先にヒットし王座統一に一歩前進するのか。混戦が予想されるSフライ級戦線を抜け出すのは…。