重岡銀次朗(ワタナベ)が返上した王座を兄の優大と元OPBF王者の小浦が争う。重岡は、今年2月に堀川龍(三迫)に5回TKO勝ちし日本ユース・ライトフライ級王座を獲得した。サウスポースタイルから鋭く踏み込んで上下に打ち分ける好戦的なタイプでアマ仕込みのテクニックが魅力だ。小浦は、昨年2月にアリストン・アトン(比)に3回TKO勝ちで再起に成功。速い出入りから左を軸に組み立てる正統派スタイルでカウンターも光る。世界ランキングに名を連ねる両者によるミニマム級サバイバルマッチ!

荒川はテンポ良く攻めながらカウンターを打ち込むサウスポー。大晦日にランキング入りを果たしこれがA級初戦となる。ランカー初挑戦の蒲山は、多彩な左を武器にリズム感のある攻撃を見せる右ボクサーファイターだ。両者とも初8回戦でペース配分が勝負のカギを握る。

※定常、体調不良による棄権(公式記録は計量失格)試合中止

見どころ:両者は、7月26日に空位の王座をかけて激突。初回に澤田がダウンを奪ったが2回に偶然のバッティングで負傷引き分け。決着がつかなかった。約3ヶ月半を空けての再戦となる。優勢に進めていた澤田は良いイメージで臨むことができるだろう。定常対策に磨きをかける。一方の定常は前戦の戦い方をどれだけ修正できるか。長らく空位となっている日本バンタム級王座に就くのは!?