注目:現王者の西田光(川崎新田)の負傷により設けられた暫定王座決定戦。約3年5ヶ月ぶりのタイトル戦となる胡は現在4連続KO中。一時は階級を上げていたがミドル級に戻ると復調。持ち前のパワーに食わせて激戦を勝ち抜く勝負強さも身に付けた。対する2位の淵上は9月に西田に挑戦予定だったが、相手側の都合で試合中止。仕切り直しでのタイトル戦出場となる。前戦ではロックハート・ブランドンシェーン(森岡)に2度のダウンを喫したものの、3回逆転KO勝ちを納めた。試合は強力なプレスをかけてくる胡にサウスポー淵上がどう対応するのか?淵上は序盤から打ち合っては分が悪い。しかし、フルラウンド捌き切るのは容易ではなくどこかで打ち合う場面も必要となってくる。淵上の出方次第で試合の流れが決まってくるだろう。

注目:世界ランカーで日本ランキングも2位に位置している赤穂のノンタイトル戦。前回は恐怖のノーランカー(現在はバンタム級15位)の勅使河原(輪島功一S)と壮絶な打撃戦の末に勝ち残った赤穂。ここ数戦KO勝ちから遠ざかっているので豪快なノックアウトで2016年を締めてほしい。来年につながるファイトに期待したい。