注目:4月に10回TKO勝ちで新王者となった有川(31=川島)の初防衛戦。相手は1月の王座決定戦以来の再起戦が2度目のタイトル挑戦となった大川(32=ワタナベ)。重厚なプレスをかけ強烈なパンチ力でKOの山を築いてきた有川。ハードパンチャーの宿命としてこれまで5度にわたり右拳を骨折。前回の試合でもKO骨折し完治に時間を要し約半年ぶりの試合となった。守る立場となったがプレッシャーは感じていないようだ。挑戦者の大川とは2013年8月に対戦。この時は大川が2-1の判定で有川を破りランキング入りした。3年3ヶ月ぶりにグローブを合わせる有川は初防衛ともにリベンジを誓う。試合はスピードで上回る大川が距離を取り、有川が追いかける展開が予想される。スタミナに自信のある有川は前半ポイントでリードされていても、後半捕らえる自信があるはず。大川は有川の圧力を受けながら10ラウンド動き続けるのは至難の業。どこかで打ち合う覚悟も必要とされる。有川の強打を耐えるフィジカルと精神力を用意しなければならない。有川が雪辱をはたし王者として歩みを進めるのか?それとも大川が悲願のベルト奪取なるのか?