注目:前王者の石田匠(井岡)が返上した王座を1位中川健太(レイスポーツ)と2位木村隼人(ワタナベ)で争う。中川は強烈な左ストレート武器に相手をキャンバスに沈めること9度。一気にトップコンテンダーまで駆け上りタイトル初挑戦となった。ここ数戦はランカーとの対戦でキャリアを積み、満を持しての挑戦となる。一方、拳を交える木村はこれが2度目のタイトル挑戦。昨年9月に石田にアタックするも判定で敗れた。スピードを生かし、多彩なコンビネーションが持ち味のボクサーファイターだ。次戦16戦目野中川に対し、木村は34戦目。キャリアでは木村が上回る。序盤にダウンを奪うことの多い中川は先制攻撃でペースを握りたい。中盤以降は木村がギアを上げてくると予想する。いずれにしても前半の戦いがポイントになりそうだ。