注目:前回、敵地・京都で2度のダウンを奪い、約5年ぶりに日本王座を奪還したサウスポー荒川の初防衛戦。相手はこれがタイトル初挑戦の塚田。世界のトップと拳を交えてきた荒川は一時は勝ち星から見放されたが、石原雄太トレーナーとのコンビがマッチしてくると復調、再浮上した。34歳のベテランサウスポーはさらに進化を遂げ再び世界をアピールする試合を見せるとともにライト級の覇者として塚田の前に立ちはだかる。タイトル初挑戦の塚田は長いリーチを生かしてのアウトボクシングを得意とするが、時には激しい打撃戦も迎え撃つ。実績では荒川に大きく見劣りするが、吉祥寺鉄拳8ジム権�撫r会長と二人三脚で番狂わせを狙う。塚田がどれだけサウスポーに対応できるのかにも注目したい。前戦敗戦している塚田は再起戦でのタイトル挑戦となるが、ベルトを獲得すれば鈴木誠(野口=日本ミニマム級王者)以来、約15年ぶりの記録となる。

注目:デビューから7年、念願の日本タイトル初挑戦に王手をかけた"KOキング"、土屋のタイトル前哨戦。現在4連勝中でここ2試合は初回で相手をキャンバスに沈めている土屋。右での左でも一撃で倒せる強打が魅力の30歳は現チャンピオン荒川と同じサウスポーのオリサ(フィリピン)を相手に取りこぼしは許されない。豪快なノックアウト勝利で挑戦をアピールしたい。

木村棄権　中止