WBOのスーパーバンタム級王座はギジェルモ・リゴンドー(キューバ/米)が保持していたが、防衛期限を過ぎても試合をしなかったため10月にWBOが剥奪。これを受け2位のドネア対1位のフアレスの試合が王座決定戦になるものと思われたが、リゴンドー陣営が不服を訴えてきたため決定戦の認定は保留状態になっていた。しかし、ここにきてリゴンドーが訴えを取り下げたことで晴れて決定戦が決まったもの。前王者陣営、WBO、プロモーターのトップランク社などの水面下での攻防があったことは想像に難くない。王座復帰を狙うドネアは38戦35勝(23KO)3敗。7月に元IBF世界スーパーフライ級王者ファン・カルロス・サンチェス(メキシコ)を12回判定で破って浮上してきたフアレスは20戦17勝(13KO)3敗。オッズは16対1で元5階級制覇王者有利と出ている。フアレスの勝利には13倍の配当がついている。