注目:ボクシングファンが待ちに待った井上尚弥(22=大橋)が約1年ぶりにリングに帰ってくる!　相手はかつてウォーズ・カツマタのリングネームで何度も日本リングに登場していたワルリト・パレナス(32=比)。フィリピンに戻ってから現在7連勝中で前回は敵地、メキシコで挑戦者決定戦に挑み、分の良い引き分けを演じた。勢いのあるパレナスだがここは井上が格の違いをみせつけてKO勝ちを期待したい。右拳が使えなかった間に左を徹底強化してきたという井上がどのような”多彩な左”をみせるのかにも注目。1年前に元王者・オマール・ナルバエス(40=アルゼンチン)を倒したあの伝説は未だ語り草になっている。あの衝撃をもう一度!

注目:「激闘王」八重樫東(31=大橋)が3階級制覇を狙って再びライトフライ級の王座にアタックする。王者・ハビエル・メンドーサ(24=メキシコ)は手数の多いアグレッシブなサウスポーで今回が2度目の防衛戦となる。志願してのライトフライ級での挑戦となる八重樫がベストコンディションで挑むならば噛みあうことは必至。壮絶な打撃戦の末、手が挙がるのはどちらか?冬の有明コロシアムに「八重樫」コールが巻き起こるだろう。

注目:7月の王座決定戦で初戴冠をはたした井上拓真の初防衛戦。ランキング3位の挑戦者をフィリピンから迎えるとあって、勝ち負けに注目が集まるが、チャレンジャーのダッケルはIBF世界ランキングでは拓真のひとつ上の14位につけている。内容次第では世界ランキングも上位に食い込むビッグチャンス。世界挑戦も視野に入ってくる試合。

注目:今年6月に再起した元世界王者の下田が、指名挑戦者として細野に挑戦。日本フェザー級の頂上決戦と位置付けられた古豪対決は、勝てば世界へと進む可能性が高まるが、負ければ後がない生き残りを懸けた一戦でもある。世界王座返り咲きを目指す下田と、4度目の世界挑戦をたぐり寄せたい細野。はたしてどちらの想いが勝るのか――――。

注目:着実に実力をつけてきた松本。昨年末に東洋太平洋王座に就いたスーパーフライ級から"乱世"バンタム級に主戦場を移した。2016年を占う大事な一戦。

注目:井上尚弥・拓真兄弟の従兄弟、井上浩樹のデビュー戦。