[調印式・前日計量]2014.7.17
僕の全てをかけます
明日ゴング
 神戸市内のポートピアホテル大輪田の間で17日、明日開催されるIBF世界スーパーフライ級王座決定戦に臨む同級1位ゾラニ・テテ(26=南ア)と6位帝里木下(28=千里馬神戸)が調印式と前日計量を終えた。
調印式
 調印式を無事に終え記者会見に臨んだ帝里は「神戸でやれることは大変光栄ですし、皆様の前でベルトを巻くことが僕の夢なので応援よろしくお願いします」と落ち着いた様子で自身初の世界戦に向けた抱負を語った。「テテは世界NO1の選手、その選手に勝ってこそ世界チャンピオンだと思っているので、明日は僕の全てを出して勝ちます」と、勝利宣言した。
日本製ウイニング使用
 来日から4日が過ぎたことで、日本の気候や時差に完全にアジャスト出来たと語るテテは「テイルは良いボクサーだということはわかっている。明日は良い試合になるだろう。ワクワクしているし楽しみで仕方ない」と笑顔で答え「明日のプランは明かせないが、リングの上で僕の強さを証明します」と一転気合の表情をみせた。
 グローブチェックではテテは赤のグローブを選択。帝里は日本タイトル3回目の防衛戦から使用しているシルバーのグローブを選んだ。
縁起の良いシルバーで
 ルールミーティングを挟んでから行われた前日計量をテテが51.7kgの400gアンダーでクリアしたのに対し、帝里は52.1kgのリミットで無事にパスした。
 計量を終えた帝里は奥様特製のスープとおにぎりを食べて囲み取材に応じると「ボクシングの神様は明日、僕に何を望んでボクシングをさせていたのかがわかると思うので楽しみですね。今日は今から少し家でゆっくりして夕方からジムに行って調整します」といつものルーティンを守るとのこと。「明日も5時くらいに走って当日計量に臨みます」と普段通りのペースで決戦に挑むことを強調して会場を後にした。  テテ陣営はこれから試合が終わるまでは一切の取材を拒否すると、臨戦体制を強調。無言のまま会場を後にした。
1分間のにらみ合い
 いよいよ世界戦、2014年神戸、夏の陣。