[ニュース]2014.6.16
河野vs亀田は…
河野の初防衛戦は!?
 16日の東日本ボクシング協会の定例理事会で、協栄ジムの元マネージャー、大竹重幸氏の亀田ジム新会長への要請が却下されたことにより、WBAから指令が出ているWBA世界スーパーフライ級王者の河野公平(33=ワタナベ)と2位(1位は空位)の亀田興毅(27)との指名試合が暗礁に乗り上げた。指名期限は6月末だが、河野陣営は亀田が国内で試合ができないことでWBAに延期を要請していた。
苦しい立場の渡辺会長
 理事会後、ワタナベジムの渡辺均会長は取材に応じ、河野が王座剥奪や休養王者認定などの不利益を被らないよう、日本ボクシングコミッション(JBC)からWBAに働きかけてもらいたいと話し、WBAには対戦相手を変えるか、問題が落ち着くまで一試合挟んで指名試合が行えるよう要望。また、国内での試合を認めないにも関わらず、日本ランクに亀田興毅、大毅の二人が入っている矛盾も指摘した。
WBAは日本の騒動を認めるのか
 JBCの権限が及ばぬ国外での試合も考えられるが、渡辺会長は「両陣営ともそれは望んでおらず、すでに8月末の防衛戦を目指し、会場も押さえてある」と明かした。同席した協会理事で協栄ジムの金平桂一郎会長は、「亀田兄弟が他のジムに移籍するのが一番」と解決策を提示したが、はたして…。