[東日本理事会]2014.6.16
大竹氏の申請を却下
理事会後の会見
 16日、東日本ボクシング協会は都内で定例理事会を開き、昨年12月の世界王座統一戦から始まった一連の「亀田問題」で、監督責任失格としてライセンス失効、除名された吉井慎次前会長の後任として、協栄ジムの元マネージャー、大竹重幸氏から先月24日に会長職就任の申請書が提出されたが、協会は全会一致で認可しないことを決定した。この日は大橋秀行協会長以下、17名の理事が出席した。
中央、セコンドに立つ大竹氏
 その理由として協会は、現在の申請内容はジムの場所、名称など以前と変わらず、会長を交代するだけで組織的な見直しを図っていない。過去2度の経緯と同じだと判断した。協会も「決して亀田排除ではない」と述べ、打開策として、大竹氏が実体の伴う新たなジムを開設しそこへ亀田兄弟が移籍する道を提示。しかし、これには大竹氏が加盟金、新たな場所を見つけるなど高いハードルをクリアする必要がある。
亀田三兄弟
 今年に入りジムを移転したばかりか、国内で試合ができぬまま重い現実をつきつけられた形となった亀田兄弟。解決策はあるのか…。