[前日計量]2014.5.31
シーサケットVSクアドラス
 WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ、王者シーサケット・ソー・ルンビサイ(27=タイ)対1位カルロス・クアドラス(25=メキシコ)の12回戦は31日(日本時間6月1日)、メキシコシティで行われる。試合前日の30日には両選手が計量に臨んだ。
 昨年5月に佐藤洋太(協栄)を8回TKOで破って王座を獲得したシーサケットは、11月の初防衛戦で向井寛史(六島)を9回TKOで下しており、これがV2戦となる。この間、ノンタイトル戦を7試合も挟んでおり、通算戦績を31戦27勝(25KO)3敗1分に伸ばしている。ちなみに、この3敗と1分は八重樫東(大橋)とのデビュー戦を含め09年から10年にかけて喫したもので、以後は26戦全勝(24KO)という驚異的なレコードを誇る。一方のクアドラスは帝拳プロモーションと契約を交わしている29戦全勝(24KO)のホープ。日本では5戦全KO勝ちを収めており、今回も4月中旬まで帝拳ジムでトレーニングをこなし、メキシコに戻って最終調整に努めた。30日に屋外で行われた計量はシーサケット、クアドラスとも114.6ポンド(約51.9キロ)だった。オッズは15対8で挑戦者クアドラス有利と出ている。ともに約8割のKO率を誇る強打者だけに、スリリングな試合になりそうだ。