この両者は昨年2月に対戦し、いったんはソリマンの12回判定勝ちが告げられたが、のちにドーピングで陽性反応が出たため無効試合に結果が変更されている。その後、シュトルムは挑戦者決定戦を経て12月にはダーレン・バーカー(英)を2回TKOで下して4度目の戴冠を果たした。これが初防衛戦となる。「ソリマンはいろんな策を用いてくるのだろうが、通用しないだろう。今回は完全な準備をしたし、体調もベストに仕上がっている。常に初防衛戦は困難をともなうものだが、ベルトは守るよ」と、自信を口にしている。対するソリマンは「ドイツで再び戦うことができて嬉しい。デンマークでトレーニング・キャンプを行い、充実したスパーリングをこなしてきたので調子は前回よりもいい。世界王者になるという家族の夢を実現する」と話した。戦績はシュトルムが45戦39勝(18KO)3敗2分1無効試合。ソリマンは55戦43勝(18KO)11敗1無効試合。オッズは4対1でシュトルム有利と出ている。