[ダイジェスト]2014.4.30
30日の後楽園ホール
第一試合にもドラマが
 日本ライト級タイトル戦と日本チャンピオン藤本京太郎(角海老宝石)と石田順裕(グリーンツダ)によるヘビー級8回戦が開催された30日の後楽園ホール。この日の聖地の様子をお届けしよう。
連敗10でストップ
 この日の第一試合で判定勝利を上げた桜井康弘(L玉熊)は、2010年7月17日の三田村拓也(ワールドS)戦で敗れて以来続いた黒星を10で止めた。「勝ったと思いました」とホッとした表情を浮かべた桜井は「ずっと8回戦で試合をしてきたので、経験値が活きた」と勝因を語ると「これから8回戦に戻して頑張ります」と笑顔を見せた。今後の課題は「スタミナ」と話した桜井の連勝に期待したい。
山田純男
 チャンピオン加藤善孝(角海老宝石)とランキング1位の挑戦者、鈴木悠平(真正)による日本ライト級タイトル戦のリングに華を添えたのは山田純男氏。海外の世界戦やWBO総会などで各国の国歌を独唱し、高い評価を得ているリングサイドカメラマンが『君が代』を独唱した。
高山と岡田
 セミファイナルの前にリング上から挨拶をしたのは7月28日に後楽園ホールでタイトル防衛戦に臨む日本ウェルター級王者、高山樹延と日本スーパーライト級王者、岡田博喜(ともに角海老宝石)。「いずれは東洋太平洋王座を狙いたい」と話した高山は「スピードもパワーも(挑戦者の斉藤)に負けていないので打ち合いたい」と真っ向勝負を誓った。
さらなる飛躍を
 日本ランキング2位、ジャムガル興一(三迫)の挑戦を受ける岡田は「やりにくい相手ですが、胸を借りるつもりでKOを狙いつつ勝ちにいきたい」と必勝宣言した。