[動画・記者会見]2014.4.14
村田の第4戦が決定
村田諒太
 今日の深夜、羽田空港からアメリカ合宿へ向かう村田諒太(28=三迫)のプロ第4戦が、5月22日、出身高校のある京都で行われることが、東京・神楽坂の帝拳ジム内で発表された。

 試合中継は5月22日(木)の23時からフジテレビ系にて放送される。
帝拳ジムで公開練習前に会見
 会場は島津アリーナ京都(京都府立体育館)で、対戦相手はこれまで15戦12勝(6KO)3敗のヘスス・ネリオ(25=メキシコ)とのミドル級10回戦に決まった。過去3敗のうち、2敗は現役のスーパーミドル級世界ランカーに喫したもので、残りの1敗もWBC傘下の地域団体王座戦で判定負けを喫したものだという。
村田諒太
 村田はネリオについて「スーパーミドルの試合では、本来より重いクラスでやって自分のボクシングができない感じでしたけど、いいパンチをまともにもらわない柔らかさを感じた」と警戒。その一方で「これくらいでつまずいていたら話にならない」という野心、そして自信をのぞかせた。京都が舞台となることについては「国体やインターハイも京都から出たので思い入れがある」とうれしそうだった。
浜田剛史代表
 帝拳ジムの浜田剛史代表は「村田は予想以上の成長ぶりなのでこの勢いを維持したい。悪いところを直すよりもいいところをどんどん伸ばすことを考えている。相手は安定感のある選手なので崩れない。そこで自分のボクシングを通しきれるか。うまくいかない相手にボクシングを組み立てられれば、また伸びると確信している」と太鼓判を押した。
三迫貴志会長
 三迫ジムの三迫貴志会長も「村田にとってはプロ・アマ通じて初めてメキシカンと戦うことになる。京都で成長した姿を見せてほしいし、次につなげてほしい」と期待を寄せた。
 村田は今日から日付が変わって間もなく、アメリカ行きの飛行機に乗り込む。帰国日は現時点では未定。実戦がメインの練習でもさらなる成長を目指す。
ヘスス・ネリオ
「前回、頭を振ってパンチをもらわなくなったことを、攻撃につなげられるようにしたい。もっとこのパンチが当たればというものを磨いていきたいですね。昔の選手を観ていても、右ストレートを打ち抜ける選手には華がある。自分もそんな選手になりたいです」