両者は昨年4月、当時のWBC王者ビタリ・クリチコ(ウクライナ)への挑戦者決定戦として拳を交え、ダウンを奪ったスティバーンが 大差の12回判定勝ちを収めている。その8ヵ月後、クリチコが事実上の引退を決めたため、両者が王座決定戦を行うことになった。 返り討ちと戴冠を狙うスティバーンは「私は5月10日に世界ヘビー級王者になる。私には彼よりもスキルがあるからね。クリス(アレオーラ)に対しては何も恨みはないけれど、試合ではやっつけるよ。いい試合になると思うよ」と話した。雪辱を期すアレオーラは「準備はできている。前回、スティバーンにやられてから、この機会が訪れるのを待っていたんだ。前回は迂闊にもパンチを浴びて3回に鼻を骨折してしまった。今回はこちらがお返しする番だ。5月10日には私の手が挙がることを約束するよ」と、こちらも自信満々の様子だった。戦績はスティバーンが25戦23勝(20KO)1敗1分、アレオーラが39戦36勝(31KO)3敗。