祝賀会前に会見を開いた中出氏は受賞の喜びを「ボクシングを始めた時からの憧れではありましたが、正直4年半海外でタイトルを取るのに夢中になって戦ってきたので忘れていました。でも、いただいたからには、選手の健康を第一に考え無事に引退させてあげられるようなトレーナーを目指します」と語った。

　 会見に同席したIBF世界ミニマム級王者・高山勝成(30=仲里)は「エディ賞はトレーナーの賞なので、中出さんが取ったのは本当に自分のことように嬉しいですし誇りに思います」と喜びを語った。

　気になる世界チャンピオン高山の今後の動向だが中出トレーナーは「中国へ行って熊朝忠(31=中国)の防衛戦を観戦し、熊に挑戦するつもりだったが、あんな結果(2月2日5RTKO負け 勝者オズワルド・ノボア32=メキシコ)に終わったので今後はちょっとわからない。でも5月くらいには試合をしたいね」と白紙に戻ったことを強調したが、水面下での動きはあるようだ。